ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれる理由とは?
2025年03月14日

ふくらはぎは「第2の心臓」とも言われることがありますが、なぜそう呼ばれるのでしょうか?実は、この呼び名には科学的な根拠があるのです。今回は、ふくらはぎが心臓に似た重要な役割を果たしている理由について解説します。
1. 血液の循環をサポートする役割
心臓は血液を全身に送るポンプの役割を果たしていますが、ふくらはぎも血液の循環において非常に重要な役割を担っています。私たちの足元には、血液を上半身に戻すための「静脈」が走っています。この静脈を通じて、下半身に溜まった血液を心臓に戻す必要がありますが、心臓は下半身にある血液を直接押し上げることはできません。
そこで、ふくらはぎの筋肉が大活躍します。歩いたり、走ったりすることでふくらはぎの筋肉が収縮し、静脈内の血液を押し上げて、心臓に戻すのです。このように、ふくらはぎの筋肉の働きは、心臓が血液を全身に送り出すのと同じように、血液を心臓に戻す「ポンプ」の役割を果たしているため、「第2の心臓」と呼ばれることになったのです。
2. ふくらはぎを鍛えると血行が良くなる
ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、血液の循環が促進され、血行が良くなります。特に、立ち仕事や長時間座っていることが多い人にとっては、ふくらはぎの筋肉を意識的に使うことが血液循環を助け、むくみや冷え性の予防にもつながります。
また、ふくらはぎを鍛えることで、静脈瘤などのトラブルの予防にもつながると言われています。ふくらはぎの筋肉が弱いと、血液がうっ滞しやすく、静脈瘤が発生しやすくなりますが、筋肉を使うことで血液の流れが良くなり、こうした問題を防ぐことができます。
3. ふくらはぎと心臓の関係
ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれる理由は、血液を心臓に戻す手助けをしているからですが、実際にはふくらはぎが完全に心臓の役割を果たすわけではありません。しかし、その重要性は非常に大きいです。特に、私たちが普段の生活で歩いたり、運動をしたりすることで、ふくらはぎの筋肉が自然に働き、健康的な血行をサポートしています。
4. ふくらはぎをケアしよう
ふくらはぎの健康を保つためには、適度な運動やストレッチが欠かせません。例えば、足首を回す運動や、つま先立ちをすることでふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。また、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が続いた場合は、定期的に足を動かして血流を促進することが大切です。
さらに、ふくらはぎのマッサージや温めることも血行を良くする手助けになります。ふくらはぎが硬くなると血液の流れが滞りやすくなるので、こまめなケアが重要です。
ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれる理由は、その筋肉が血液を心臓に戻す重要な役割を果たしているからです。普段からふくらはぎを意識して使うことで、血行が良くなり、健康をサポートすることができます。日常的に歩いたり運動をしたり、ふくらはぎをケアすることで、より良い体調を維持できるでしょう。
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