冬の睡眠障害について
2024年12月26日
冬の睡眠障害の原因とは?
冬になると、睡眠に関する悩みが増える方も多いのではないでしょうか。寒さや日照時間の短さなど、冬特有の環境変化が私たちの睡眠に大きな影響を与えます。今回は冬の睡眠障害を引き起こす主な原因をご紹介します。
1. 日照時間の減少
冬は日照時間が短くなり、朝の光を浴びる機会が減少します。このことが私たちの体内時計を乱す大きな原因の一つです。
体内時計は、太陽光を浴びることで調整され、朝の目覚めや夜の眠気をコントロールします。しかし、日光を浴びる時間が不足すると、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌が不適切になり、寝つきが悪くなったり、朝の目覚めが鈍くなったりすることがあります。
2. 寒さによる身体への影響
冬の寒さは、私たちの身体にさまざまな影響を与えます。特に以下の点が睡眠に関係しています。
- 体温調節が難しくなる
睡眠中、体温は自然と下がりますが、冬は外気温が低いため、体が冷えすぎるとリラックスが難しくなり、寝つきに影響を与えます。 - 手足の冷え
血行が悪くなりがちな冬は、手足が冷えることで眠りにくくなることがあります。特に冷え性の方は、布団に入ってもなかなか体が温まらず、不快感を感じる場合があります。
3. 生活リズムの乱れ
冬は暗くなる時間が早く、明るくなる時間が遅いため、活動時間が制限されることがあります。この結果、次のようなリズムの乱れが起こる可能性があります。
- 朝起きるのが遅くなることで、夜に眠れなくなる
- 日中の活動量が減り、身体が十分に疲れずに夜を迎える
特に休日に遅くまで寝てしまうと、平日のリズムが乱れる原因になります。
4. 気分の落ち込み
冬に多く見られる「季節性情動障害」と呼ばれる症状も、睡眠に影響を与えることがあります。この状態は、冬特有の短い日照時間と関連しており、うつ症状や過眠傾向を引き起こします。気分の低下が眠りの質を悪化させ、逆に眠れない夜がさらに気分を落ち込ませるという悪循環に陥ることがあります。
睡眠障害の原因に気づくことが第一歩
冬の睡眠障害は、これらの要因が複雑に絡み合って生じることが多いです。しかし、原因を理解し適切な対策をとることで、改善する可能性は十分にあります。
次回の具体的な改善方法をお楽しみに(^^)
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